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賃貸経営における地価と建物価値

これまで不動産と言えば、どちらかと言えば、土地の所有者を資産家としてみてきました。現に、1985年からスタートした不動産バブルで土地を転売するだけで巨額の富を得た人も多くいます。

また、昔からの土地の所有者を地主さんと言って地主=資産家であるというイメージも出来上がっています。それには土地の広さと形状が土地の価値としての目安になってきた一面もあります。土地の値段が上昇する局面においては、資金繰りが厳しくなっても資産としての土地を売却すれば、損はしないという発想がありました。

現在のような土地の価格の下降期においては、土地を土地として所有するだけではマイナスの要因が大きく、固定資産税などの保有税が所有者の懐を痛めるという結果をもたらしています。このようなことより、賃貸経営における土地と建物の価値については分けて判断していく必要があります。

地価の上昇期、景気の上昇期においては、地価の上昇にあわせて、その上の建物から得られる賃料とを勘案できました。しかし、地価の下落時期においては土地の所有が資産として目減りさせる一因になっています。

このような時期は、土地と建物との関係を見直す必要があります。これまでの土地神話から脱却し、建物からいくらのキャッシュフローが生み出されるか、ということにポイントをおく必要があります。

このような結果、土地から仕込んで建物を建築するというような視点ではなく、現在の土地+建物の中で、如何にキャッシュポイントが生み出せるのか、という視点が必要になってきます。